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1月の茶道

2023-01-31

新年最初の茶道では、香合は干支の兎が飾ってあり、お茶碗は松や和歌の絵柄の新年らしいおめでたいものが準備されていて、長板総荘(そうかざり)の濃茶と薄茶点前のお稽古でした。

これまでに何度か経験したことのあるお点前ですが、前日に甥姪たちと走り回って遊んだので身体全体が筋肉痛で、茶道具を運んで立ったり座ったりする動作が覚束ない感じでした。が、先生から「お点前が綺麗」と褒められると良い気になって、気が付けばいつもより長い時間没頭して稽古しました。

月に一回の稽古ですが、先生とマンツーマンですので何度もお点前をすることができます。一般的な茶道教室では生徒が数人はいるので、一回の稽古で亭主役が回ってくるのは一度だけと考えられます。しかし、他の生徒のお点前を見ることができるので、手順や動作の良し悪しを見て学ぶことができる利点があります。そこで私は時々、YouTubeでとても美しいお点前をされる東京のある茶道教室の先生の動画を見て、所作を学んでいます。

先生から「今年も一年楽しみましょう」とお年玉や和菓子のお土産をいただき、今月の稽古が終わりました。(N)