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面白かったプロレス中継

2023-02-13

11日(金)夕方からは大阪・府立体育会館(エディオンアリーナ―)で行われた新日本プロレスのBSテレビ放映を、久しぶりに興奮して観ました。

テレビを観だしたのは、第6試合のヒクレオVS ジェイ・ホワイト戦からで、この試合は「ルーザーリーブ・ジャパンマッチ」で‟負けた選手は日本から追放”とのルールです。

これは、ジェイが新日本プロレスの中でヒール・ユニットとして結成していたBULLET CLUB (バレット・クラブ)から飛び出したヒクレオを成敗しようとして仕組んだ戦いでしたが、最後はヒクレオが恵まれた体格を生かしたネックハンキングから目の覚めるようなパワースラムで叩きつけて遺恨の死闘に終止符を打ちました。

かつて、ジェイはオカダ・カズチカを下してIWGP世界ヘビー級王座ベルトなどを腰に巻いたこともあったが、付き人兼参謀的な外道という悪役レスラーと組んで、レフリーの見ていないところで狡い反則攻撃を繰り出して勝ったりしていたので好きになれず、今回自分の仕掛けた罠に負けて、観ていて溜飲が下がりました。

次のセミファイナル(第7試合)はNEVER無差別級選手権試合で、王者のタマ・トンガVS エル・ファンタズモ戦。彼らもかつてはバレット・クラブに所属していて、タマは昨年このクラブから追放され、エルは今でもメンバーの一人です。二人は意地の張り合いで激しい攻防を繰り広げて、最後はタマがジェイドリラーを仕掛けて初防衛に成功。ジェイドリラーという技は初めて見ました。

そして、第8試合メインイベントのIWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカVS 鷹木信悟戦は、オカダが初防衛戦として鷹木を迎撃。両者これでもかと必殺技の応酬で、最後はオカダが切り札のレインメーカーで勝利。見事防衛に成功しましたが、これは私の中では予想通りのことでした。テレビを通してからのことですが、特に昨年から今年にかけてのオカダはプロレスに対する気迫が他の選手とは格段に違うことを感じていました。

他には、鈴木みのる & エル・デスバラード & 成田蓮組が EVIL & 高橋裕二郎 & SHO組の保持するNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦した試合や、棚橋弘至VS KENTA戦、マスター・ワトVS 石森太二戦などが行われていました。

新日本のレスラーたちは、日本人も外国人も各自が良く鍛え上げていて見映えのする素晴らしい身体をしています。また、試合の内容は誰もがいくら鍛えているにせよ、こんな技を毎回やっていたら身体が壊れてしまうのではないかと心配するくらい高度な技の攻防を繰り広げて観る者を楽しませてくれています。

ビッグマッチの激闘に大阪府立体育会館は超満員札止めだったそうですが、こんな試合が福岡辺りであったら、ぜひ生で観戦したいと思ったような次第です。

 

(ネット写真より)