山本美術館 > ブログ > 雪柳の立花と利休梅の泊舟

雪柳の立花と利休梅の泊舟

2023-03-17

今週の池坊の稽古では、雪柳を真にした立花正風体を活けました。

一昨年から立花の勉強を始めて役枝の配置や出の高さは覚えることができましたが、まだまだ練習量が少ないので納得いくものには仕上がりません。今回活けたものを初め見た時にはあまり感じなかったのが、写真に写して見るとピンク色のスイートピーを使った草留という役枝をもう少し寝かせなければ格好が良くないことが分かり手直ししました。また、組み合わせる花材は先生の好みで注文されているので、花材のこともいろいろ勉強していかなければいけません。とあれ、今回も1mを越える豪華な活け花作品が出来上がりました。

立花を活けた後、先生のお宅の庭に咲いている利休梅を頂き泊舟にシンプルに活けました。我が家の利休梅も満開近くになってきてとても綺麗ですが、先生宅の利休梅は花が小さ目なので泊舟には良く合い、利休梅の上品さや静けさの美しさを感じられます。(N)