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晩白柚で作るざぼん漬け

2023-03-29

毎年年末になると、姉夫婦から美術館と自宅宛てにお正月のお飾りとして取り寄せた熊本産の立派な晩白柚をいただきます。

晩白柚の実は一月くらい経つと食べ頃になるので、決まって新年1月末から2月初めにかけて美味しく食しています。が、今まで皮は捨てたり、ざぼん漬けを作る人にやったりしていましたが、今年は自分でざぼん漬け作りに挑戦してみようと思って、YouTubeチャンネルに出ている作り方を参考にして作ってみました。皮の黄色い部分と、皮と果肉の間にある白い部分を甘いシロップで煮込み、グラニュー糖をまぶして仕上げるやり方です。結果は、晩白柚の香りがふんわりとして残り実は柔らかくて外側はさくっとした出来上がりで、ざぼん漬けが好物で少し拘りを持っている両親や、サロンのお客様にも好評で2個分はあっという間に無くなりました。

そして今月に入って、母が諫早市内の果物直売所で晩白柚が売ってあったと、欲張って小ぶりなものですが10個以上も仕入れてきて、「またざぼん漬けを作ってね」と言います。一度に作れるのは2個~3個分くらいで、雨の日が続くと乾かすのに時間がかかり、きちんと仕上げるまでには4~5日要します。出来上がったら次を作り、それが完成したらまた次を作りと繰り返しながら現在4回目を行っています。新しい物が出来上がる頃には前に作った物は食べたり人に差し上げたりして無くなっているので作業的にはちょうど良い間隔ですが、同じことが何回も続くと作るのもまた食べるのも少し飽きてきました。

しかし、食した方々からは、「販売できる美味しさ」とか「売ってある物より美味しい」とかの言葉が返ってくるので、作り甲斐を感じたりもしています。(N)