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5月終わりの活け花

2023-05-27

5月終わりの活け花稽古ではカキツバタの魚道活けの予定でしたが、カキツバタが市場に入ってこなかったとのことで、他の生徒さんと同じ花材のリアトリスの一種活けをしました。

先生が帳簿を付けなどをしている間のほんの5分ほどで活け上げて、しかも完璧だと評価くださり極めて短時間でお稽古が終わりました。

池坊華道では、お生花(しょうか)の基本でもあるリアトリスの一種活けは稽古当初から毎年のように活けていたので、これが手際よく出来ないと先生の資格はないと思っています。私も2年前に教授資格を得て、今では毎月稽古に来る生徒さんがいます。主にお生花と自由花を教えていますが、お生花の形(役枝)をなかなか覚えられない生徒さんにはどうしたら分かりやすく伝えられるかと頭を悩ませまています。

何でも他人に教えることは難しいですが、自分の経験を生かして生徒さん方が少しでも上達するよう時には厳しく時には優しくしながら続けています。(N)