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根付鶴首に古典花

2023-11-17

今朝は小雨の中を池坊の稽古へ出かけてきました。

自由花を活ける予定で花器を持参しましたが、花材のなかのボケの枝ぶりが「鶴首」という池坊独自の竹製花器を使って古典的な生花を活けるのにぴったりだからと、先生が鶴首花器を用意して下さり、それをお借りしてボケと菊の二種活けをすることになりました。

高さが70cmある首が長く鶴の顔を連想させる細長い花器に、ボケの枝で真と副を入れてタメを効かせて形を作り小菊を体に入れると良いのですが、2本のボケの枝から形を作るのに少々苦戦しました。が、少ないお花で活けることができる鶴首花器はすっきりとしていて、これぞ池坊の古典花といった感じの出来上がりです。

先生には初めての花器を使わせてもらい練習ができて、また花器も「持っていないなら」と快く貸して下さり、有難く感謝しております。(N)