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ご正忌報恩講法座お参り

2023-11-23

昨夜、菩提寺で4日間の日程で開催されている「ご正忌報恩講法座」に、(母はまだ入院中なので)父と二人で出かけました。

ご正忌さまは親鸞聖人の法事で、菩提寺では浄土真宗の開祖である親鸞聖人の旧暦の命日である11月28日前後に行われています。以前は新暦で一番寒い時期の1月に行われていましたが、門徒衆の要望などがあって数年前からこの時期になりました。

満席の参加者が集まる本堂では雅楽の演奏から始まり、全員で讃仏偈を唱えた後、山口県からお越しの講師による法話がありました。法話では親鸞聖人が弟子に送った手紙の一つを取り上げ、近年の事件などを例に挙げてお話されました。

ご住職の最後の挨拶では、ご正忌さまは他の法要と異なり準備が色々あり、役員の門徒さんたちでお餅を搗いて丸めて16本の華束(けそく)を作ったり、立花を活けたりしますと説明がありました。また以前は、華束のお餅は後日檀家毎に配られていたそうですが、ナイロン袋で包んだ餅はカビがふいて衛生上よくないので取り止めたとのことです。帰りの際には、その小包装されたお餅を配られたので、お餅は早速今朝の朝食でいただきました。

また、法座にお参りするようになってから専用の手帳を持参して、印象に残ったことや大切と思うことなどはメモを取るようにしています。まだ始めたばかりでノートは少ししか埋まっていませんが、講師が言われたように、仏教の教えを日々の生活の中に少しずつでも生かしていければと思います。(N)