「辻井伸行 日本ツアー2023/24《楽興の時》」コンサートへ
2023-12-15
先日、長崎ブリックホールで開催された「辻井伸行 日本ツアー2023/24《楽興の時》」へ出かけました。
前半はバッハのフランス組曲から始まり続いてショパンの即興4曲の演奏があり、優しくて心が洗われるようなピアノの音色に感動して涙腺も緩んでしまいました。
後半は楽しみにしていたラフマニノフ作曲の「楽興の時 作品16」の第6番までを30分あまりにおよぶ全力演奏でした。力強くて重厚でもありドラマチックでもあり、物語を読んでいるようなワクワク感で胸がいっぱいになりました。
アンコールでは「ラフマニノフの鐘」の披露があり、とても聴きたかった曲だったのでラッキーに思い、彼の才能には本当に脱帽です。
コンサートの終りには辻井さんから、「今回のツアーはここ長崎が初日で緊張しましたが、たくさんの温かい拍手を受けてとても嬉しく、ラフマニノフが生誕150年の年でもあり今回、練習をして披露しました」とご挨拶があり、まだあどけなさが残る彼の笑顔に温かい気持ちになって、またまたジーンと染み入りました。
一緒に行った友人と帰路の車中で、「綺麗な心をした辻井さんだから出せる音色ね」とか「小さい子供たちにもこんな素晴らしい音楽を聴かせたいよね」などと感想を交換し合って、ずっーと興奮が覚めずにいました。(N)
