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1月の茶道

2024-01-25

今年最初の茶道のお稽古では、京焼の名匠・加藤利昇さんの次男である幸治さんが作陶した「紫交趾 青海波文」の皆具で、長板総荘の濃茶と薄茶点前を行いました。

この皆具は2年前の稽古でも使いましたが、先生は、「新年だからね、持っているものは出して使わないと。でも、この金槌釜の方が高いのよ」と教えてくれました。炉に据えてある金槌で打った跡が特徴の大き目の釜は、先生が習っていた先生からこれは良いものだから買っておきなさいと勧められたそうです。

このようなお道具を使っての稽古は、適度の緊張を持って一つ一つの動作をより丁寧にすることができました。また、「お年賀」に私の干支である丑の模様が入った帛紗をいただきました。今年はこの帛紗を使って精進したいと思います。(N)