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久しぶりの時代劇映画

2024-02-27

かねてより、その映画のポスターなどを見ていつかは観たいと思いながらも何故かしら今日まで延び延びにしていた昔の時代劇映画を先日、やっと観ることができました。

大川橋蔵主演の東映映画「赤い影法師」(DVD)です。

物語は、柴田錬三郎原作の人気時代小説を基に、橋蔵扮する‟若影”と呼ばれる木曽谷の忍者(実は、故・石田三成の孫になり、また服部半蔵が実の父であるが、自身の生い立ちを知らない若者)が、打倒「徳川」のため、石田家埋蔵金が隠されているという徳川の宝刀剣の十振を巡って、剣法各流派の屈指の使い手や、徳川幕府護衛役の近衛十四郎扮する伊賀忍者の服部半蔵と壮絶な闘いを展開し、その中で自分の父親の名前を知るというものです。

大川橋蔵は「若様侍捕物帖」や「新吾十番勝負」シリーズが代表的な作品ですが、私はかつて橋蔵演じる葵新吾のファンで、特に名前の シ、ン、ゴ、という発音の響きが大好きで、これをヒントの一つとして自分の長男には字画を考えて ‟ 憲吾(けんご)  ”と命名しました。

また、近衛十四郎は東映映画「柳生武芸帖」シリーズの主人公・柳生十兵衛役がはまり役で、この映画もほとんど観て、また彼がテレビで演じた「素浪人 月影兵庫」と「素浪人 花山大吉」もよく観て楽しんでいました。特に、十剣無統流の達人で豪放磊落な月影兵庫が、曲がったことが大嫌いな一本どっこの旅がらす・焼津の半次とひょんなことから知り合い、二人で気ままな旅を続けて行く中で弱きを助け、強きをくじく活躍が面白く毎回見入っていたことなどを、

このDVD映画を観ながら思い出しています。

 

   DVD「赤い影法師」ジャケット