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2010長崎ランタンフェスティバル

2010-02-20

長崎の冬の風物詩「2010長崎ランタンフェスティバル」が、14日から開催中で、メイン会場の湊公園、新地中華街、浜の町、中央公園や中島川沿いなどの長崎市内は1万5千個の極彩色のランタンで彩られています。

今年は眼鏡橋が架かる中島川公園会場には、大河ドラマにちなんで「龍馬&お龍」のランタンが登場し話題となっています。また、橋の下を流れる川面には白鳥や蓮の花などのランタンが浮かび、黄色いランタンが水面を鏡にして美しい輝きを放っていて幻想的です。メイン会場の湊公園には、今年の干支に因んだ高さ8mの大きな「虎」のオブジェが迫力満点に飾ってあり、「虎嘯生風」という英雄が世に出て活躍するという意味の故事成語がモチーフとのことです。それと、地上の私たちを威圧するようにして空中に浮かんでいる青い龍のオブジェが目を引きました。恒例の「龍踊り」、「中国雑技」、「皇帝パレード」や「媽祖行列」など中国色溢れるイベントも開催されていますが、私は残念ながら見ることができませんでした。また、中華街を歩くと食欲を誘う美味しそうな匂いが漂っています。今年は特に、中華レストランやお土産屋の店先で販売されている蒸したての中華まんや角煮まん、中華菓子などの食べ歩きが人気とのことです。

それぞれの特設会場に設置された大型オブジェはもちろん見応えがありますが、眼鏡橋近辺は黄色のランタンで、中華街近辺は赤色のランタンと色分けされ街をシンプルに彩っているランタンの集合体がすっきり感じられました。長崎で中国文化の体感です。

1266648451_CIMG8170-1眼鏡橋と水面に浮かぶ白鳥たち

1266648451_CIMG8191-1新地中華街のランタン

1266648451_CIMG8206-1湊公園の虎のオブジェ

1266648451_CIMG8208-1湊公園の龍のオブジェ