平城京遷都1300年観光旅行(1)
2010-05-11
今年は平城京が誕生して1300年目に当たる記念の年です。雑誌等の特集記事で紹介されているのを目にして、是非とも天平文化を体感したいと2泊3日の奈良旅行へ出かけました。
奈良は高校2年生時の修学旅行以来の訪問です。早朝の飛行機で長崎空港を出発し大阪伊丹空港へ、そして奈良へ。 まず、奈良国立博物館へ向い「平城遷都1300年記念 大遣唐使展」の鑑賞です。
7世紀から9世紀にかけて日中両国の架け橋となった遣唐使は、命を賭けて大陸から先進の知識、情報や文物をもたらし、わが国の制度や学問、宗教や芸術などの基礎に大きな影響を与えました。
今回の展覧会では、遣隋使の派遣から遣唐使の停止に至るまでの約300年間の日中交流の様相と文化芸術の成長発展の軌跡を、国宝・重文を含む約260点で紹介してありました。 空海が唐から持ち帰った「国宝 金銅密教法具」(9世紀 京都・東寺蔵)、初公開となる古代一木彫像の「十一面観音立像」(8世紀 京都・安祥寺蔵)、伝説の絵巻と言われるボストン美術館所蔵の平安絵巻「吉備大臣入唐絵巻」などがじっくり見れ、日本の礎となった歴史や文化に触れることができて感激でした。
奈良国立博物館 「平城遷都1300年記念 大遣唐使展」