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平城京遷都1300年観光旅行(6)  慈光院

2010-05-18

法隆寺とともに斑鳩三塔と称されている法輪寺と法起寺の三重塔を車窓から見ながら、山間の静かな場所にある慈光院に向いました。ここは1663年にこの地の大名・片桐見守貞昌(石州)が建立した寺院です。表門から建物まで続く道、茅葺きの書院や庭園の全部が計算された造りの美しさでした。また、石州は千利休の流れを組む茶の湯を学び石州派の宗家としても活躍し、境内全体が一つの茶席と考え造られているとの説明です。

中に入ると、まず素晴らしい庭園前の書院でお抹茶を一服いただきます。風通りがとてもよい開け放たれた書院での一服は、心を清々しく、また汗ばんだ身体も落ち着かせてくれました。

修学旅行の団体生徒たちが茶の湯の学習をしている他の茶室などをゆっくり見学した後、慈光院名物の石州麺のお昼を頂き、次の目的地・薬師寺へ向いました。

1274159384_img319-1慈光院(パンフレットより)

1274159384_img320書院から見る庭園(パンフレットより)