龍馬の長崎上陸と愛津泊
2010-06-05
NHK大河ドラマ「龍馬伝」の長崎市内ロケが始まり、主要キャストの福山雅治さんや余貴美子さんなどが撮影に入り、県内の龍馬熱度数はますます高くなってきたようです。
さて、龍馬が長崎に初上陸したのは1864(元冶元)年2月21日で、島原に着船。長崎に向かう島原街道を経て翌22日にここ愛野町(旧 愛津村)の庄屋・深浦邸に一泊しています。現在、この庄屋跡には当時の建物は残っていませんが、城郭のような立派な石塀が豪農だった様子を伝えています。深浦邸には今も子孫がお住まいです。広大な敷地内の竹林や木々からはうぐいすの鳴き声が聞こえてきて、なんとも風流な気分になりました。また、深浦邸には日本地図を作成した「伊能忠敬」も宿泊したと言われています。
当館から車で5分ほどの場所に、龍馬や歴史に名を残す人々ゆかりの跡があるだけで嬉しくなるものです。龍馬を特集した雑誌などで龍馬の長崎での足取りが紹介されると、深浦邸にも多くの観光客が訪れるようになったそうです。
「龍馬伝」の長崎を舞台とした放送は7月から始まります。どんな展開になるのか、大いに期待されます。
深浦邸(旧愛津庄屋跡)