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韓国・求礼郡到着、「華厳寺」へ

2010-11-02

10月29日(金)の早朝7時に雲仙市市役所をマイクロバスで出発した雲仙市代表一行10名は福岡国際空港へと向かい、空路で韓国・釜山国際空港に降り立ちました。到着後、釜山市内の韓国料理店で一行の旅の無事を願って簡単なレセプションを行い、定番料理の「石焼ビビンバ」で昼食を取りました。

マイクロバスで釜山から約3時間、求礼郡・智異山へ予定よりも1時間早く到着しましたが、既にお待ち頂いていた郡守を始めとする郡の代表の方々から厚い歓迎を受けました。観光特別地区である求礼郡の人口は約3万人、韓国の中でも小さな郡の一つですが、今でも手付かずの自然がたくさん残る風光明媚な山岳地帯です。

一行は落ち着いて間もなく、式典までの時間を使って2日目の日程に組まれていた「華厳寺」へと案内を受けました。華厳寺は韓国仏教・曹渓宗の本寺で、百済時代に創建された国内最大の木造建築である覚皇殿や、東洋一の高さと言われる石塔などの国宝4点を含む多くの文化財を所蔵している寺院です。しかしながら、豊臣秀吉の時代、日本の2度にわたる韓国出兵により寺院は全焼し、その後再建が繰り返されて当時の姿が蘇ってきたとの説明を受けました。隣国同志の歴史的な交わりをしみじみと感じながらお祈りをしました。

寺の周りを包んでいる渓谷や山々はもみじが色付き始め、ホテルから望める連なった山々は夕陽を浴びて赤く染まり、とても素敵でした。

1288669285_CIMG0811-1求礼郡・智異山プラザホテルからの景色

1288669285_CIMG0824-1華厳寺「覚皇殿」

1288669285_CIMG0829-1華厳寺の石塔と大雄殿