「吉田博展」始まりです。
2011-06-29
当美術館で、昨日から開催している「吉田博展」。
久留米市出身の吉田博(1876～1950年)は、風景版画、山岳画家として活躍しました。とりわけ日本アルプスには格別の思い入れがあり、毎年夏になると2ヶ月ほど登山しては絵(画面)になる場所を探し求めたそうです。今回の展示では、その人気シリーズの日本アルプスを題材とした作品の内、立山の雄々しい姿や野営の情況などを描いた三作品も紹介しています 微細な色彩や卓越した摺りのテクニックで山の移りやすい気象の変化が見事に表現してあります。
絵をご鑑賞いただき、暑い夏を乗り切る元気を養っていただければ幸いです。8月28日(日)までの開催です。
吉田博「日本アルプス十二題の内 鷲羽岳の野営」
１９２６(大正１５)年
