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ビードロの抹茶碗

2011-08-10

私の家では、クリスタルやカットガラス、切子などの繊細な作りのグラスは一年を通して食卓等で活躍していますが、特に夏場の食事には丈夫な長崎ビードロ等のガラスの食器類を使って涼しさを演出しています。

先日の茶道のお稽古では、ぽってりと厚みがある透明色に金彩の模様の入ったビードロのお茶碗が準備してありました。これは先生が茶名を拝受した際に記念品として頂かれたものとのことで、さっそくそのビードロ茶碗を使って薄茶を点てました。手にしっとりとくるガラスの触感と薄茶の鮮やかな緑色が透けて見える美しさが、とても優雅で涼感が楽しめました。私の茶道稽古仲間で先生のお孫さんの小学生もこのお茶碗がとても気に入った様子で、この日は何度もこのお茶碗を使って稽古を重ねていました。

私はもちろんビードロの抹茶碗は持ってないのですが、今かなり興味が湧いています。