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長崎「版の会」のご来館

2011-08-25

先日、長崎市内で木版画制作をされる方々で構成されている「版の会」ご一行の来館がありました。

版の会での講演を今年、小﨑侃先生に依頼されたご縁で侃先生もご一緒です。現在、島原市の島原城観光復興記念館で開催中の災害祈念美術展「小﨑侃展~島原半島を描く・2011」の鑑賞を主な目的として、昼食にみんなで島原市の名物料理「具雑煮」を召し上がった後の長崎への帰途、当館へ寄られました。

趣味とは言え、木版画制作に意欲的に励み各種の美術展などに積極的に出品されている版の会の皆様には、当美術館へも何度か来館いただいております。今回は、常設展示の小﨑侃先生の作品については先生自らが、特別企画展で展示している吉田博作品については私が紹介や説明を行いました。版の会の皆様は制作される側として作品の鑑賞をされるので、私も版画の専門的な彫りや摺りに関してなるべく分かりやすくお話しました。

一行の方々が、この日の鑑賞は今後の作品制作の参考になると喜んで帰られたので、私も説明のしがいがあり嬉しく思っています。

1314253662_CIMG3611-1小﨑侃制作「天正かるた」を説明中の侃先生と版の会の皆様