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万次郎かぼちゃの送り主

2012-01-05

昨年の10月頃か、美術館喫茶ルームの入口の取っ手にナイロン袋がぶら下げてありました。中をみるとラグビーボールのような形をしていて、何か冬瓜(とうがん)に似たものが一つ入れてあり、よくよく見るとかぼちゃのようです。どなたか留守の間に置いていてくださったのだろうと思いながら、切ってみたらかぼちゃでした。

早速、炊いて食したところ、今まで食べたことがないような甘みがあって、とても美味しいものでした。その後、いったい何方のお土産だったのだろうかと気にしながらも、いつの間にか忘れてしまっていました。

今日、喫茶を利用してくださった方が置いていかれたことが判明しました。加津佐町にお住まいの中年過ぎの男性の方で、これまで、諫早市内への用事の途中、時たま喫茶を利用していたとのお話です。かぼちゃは「万次郎かぼちゃ」と言って、ジョン万次郎に由来するもので、こちら方面では未だあまり栽培されていないとのことです。また、このかぼちゃは糖度が強くお菓子やアイスクリーム、焼酎の原料などにも利用されていると教えて下さり、また近々お届けしますとのお言葉です。

お帰りの後、インターネットで「万次郎かぼちゃ」情報を調べて、遅い感謝の意を述べられたことに安心した次第です。

1325751561_CIMG4181「万次郎かぼちゃ」(ネット写真より)