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正月七日

2012-01-07

今日は正月七日で、正月飾りと門松も今日までの飾りです。

今年の美術館の門松は、時節柄、昨年のものより一回り小さ目のものを用意しました。門松は新しい年神様を家に迎え入れるための依代(よりしろ)と言われています。中国・唐の時代に、家の門の前に長寿を象徴する松を飾ったことが起源で、日本では平安時代に始まったそうです。門松にさしてある赤い南天の実は、孫のお気に入りで、これを見るたびに摘んで取ろうとしていました。また、隣の千々石町の橘神社の参道入口には、今年も13mを超える門松が立てられ、三が日を過ぎた今でもたくさんの参拝者があっています。

また、今日は無病息災を願って七草粥を食べる日です。

七草粥の七草は春の七草をさし、「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほととげのざ、すずな、すずしろ」と言われていますが、名前がスラスラと頭に浮かぶはずがありません。未だに、どのようなものかチンプンカンプンで、なずながぺんぺん草、すずながカブの葉で、すずしろが大根の葉のことと聞いてなおさら驚きです。小さい頃には、正月七日の風習と教えてもらっても、きちんとした七草を見たことも食べたこともありませんでした。要は、この日は正月に食べ過ぎたお腹の消化のために野菜をたくさん食べなければならない日のことで、あまり好きでもない、ニンジンや白菜、大根や牛蒡などの野菜を食べなければならないのは苦手でした。

今では、物事の由来や習わし、げんかつぎのこと等も少しは考えるようになりましたが、知らないことが多すぎます。

1325919511_NONALNUM-A5B3A5D4A1BCA1C143494D4734313832今年の美術館の門松