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東日本大震災から1年

2012-03-12

今日は春らしい陽射しに溢れていますが、外は思ったより冷たい風が吹いています。

昨日11日で、東日本大震災から1年が経ちました。新聞には未だに34万人を超える避難者があることが大きく載せてあり、日本政府の復興計画は遅々として進んでいないことを伝えています。昨夜のテレビのある特番では、番組の進行者が被災地の現状を紹介しながら、そこで働いている被災者に向かい、政府に対して何故もっと怒らないのかと尋ねていました。被災者の方はたぶんに東北地方の国民性のところもあるのでしょう、みたいな答えをされていました。また、早い時期から被災地に入り被災者を支援励まし続けているゲストの歌手は、国会議員は全員、議会を一日だけ空けて現地に足を運んで現状を見てほしいことを訴えていました。

私が、今の政権の対応を一番疑問に思ったのは、2年ほど前に尖閣列島で起きた中国漁船の衝突問題です。このことやこの後の東日本大震災並びにそれに伴う福島第一原発事故の、日本国の主権や存亡に関わるような事態に対する対処や取組みを見ると、いやおう無しに国の役割とは何なのかを考えさせられます。大袈裟ではなく、これからは自助努力が第一と確信します。