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月光仮面

2012-06-07

「どこの誰かは知らないけれど誰もがみんな知っている・・・」と、月の光を背に受けて颯爽と現れる月よりの使者、正義の味方、月光仮面。そして事件を解決すると、ロケットオートバイに乗って月に帰って行く月光仮面。

われわれ団塊の世代が小学生高学年(昭和33~34年)の頃、テレビで放映され大人気を博し、その後、映画も作られて大ヒットした月光仮面。今月初め、その劇場版6作品のDVDが東映ビデオより廉価版で発売になったので、私も記念に入手しました。

娯楽が少なかった田舎での私が小学生や中学生の時、一年の内に何回か学校行事として映画観賞があり、皆でその時間は待ち遠しく楽しみにしていました。記憶が曖昧になっていますが、確か小学生の頃に一回、学校から「月光仮面」の映画観賞がありました。東映映画を表す三角マークがスクリーンに映し出されると、生徒全員で期待のこもった大きな拍手を送り、食い入るようにスクリーンを見つめたものです。

また、一つ先輩の友人が新聞配達をしていて、その友人が新聞販売所の印が押してあるチケットみたいなものを持って映画館へ行くと無料で映画が観られるので、よく一緒に連れて行ってもらいました。その頃に観た東千代之介、中村錦之助、大川橋蔵、伏見扇太郎や里見浩太郎などの子供向けの紅孔雀、七つの誓い、神州天馬侠や里見八犬伝等の冒険活劇映画や、片岡千恵蔵の遠山の金さん、市川右太衛門の旗本退屈男、大友柳太朗の快傑黒頭巾などの東映のチャンバラ映画は、今でもよく覚えています。

私の映画趣味は、この頃に起因しているようです。

1339051801_img002DVD 「月光仮面」 のジャケット