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展示替え

2007-05-28

昨日は、閉館後に父母と私の三人で美術館の一部展示換えを行いました。今回の企画展示は、開館一周年記念第3弾として「美術館コレクションの風景版画」11点あまりです。

限られた展示スペースの中で、如何に観やすいように展示するか、毎回、頭を悩まされます。まず、個々の作品をおよそどの場所に展示するかを考え、作品を展示ボードに立てかけて眺めてみます。次に、作品の作者、描かれた時代や地域、作品が縦物の額装か横物かなどを考えながら、全体的なバランスをみて修正します。そして、実際に観やすいような高さに掲示をし、私が作品ごとのキャプションを貼り付け、父が照明のスポット、照度などを調整して作業を終ります。この間、三人でいろいろ意見を出し合って作業を進めていますが、だいたい父の意見が多く通っております。が、実際は、母も私も父に合せているのかも知れません。

臥牛窯の陶芸作品は、ほとんど母が一人で、時には独り言を言いながら、時には作品をウットリと眺めながら、展示替えを行っております。今回は季節に合わせビアタンブラーを数種類展示いたしました。また、初顔見せの作品もありますので、これらはご来館時のお楽しみです。

次は、二ヵ月後の作業になります。