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雅山、がんばれ。

2013-01-25

現在行われている大相撲初場所では、かつて大関を務めた雅山が苦戦しています。

10年以上前の、その雅山がまだ小結時代の頃、また私たちが個人美術館の建設を模索していた頃になりますが、私の親友が勤めていた佐賀県嬉野市のホテルで行われた「武蔵川部屋との懇親の夕べ」に参加して、一緒に写真を撮ってもらったことがあります。

親友が「指パッチン」でお馴染みのタレント・ポール牧と親交があり、その牧さんが所属する寺院が武蔵川部屋の後援者という関係で実現した懇親会です。

1999年11月の九州場所が終わった直ぐ後に、懇親会の参加者や地元の人たち計400人余りがホテル玄関前で待ち構える中、武蔵川部屋と後援会一行がバス2台で福岡からやってきました。若手力士たちが荷物を解くのもそこそこに、早速玄関先で二手に分かれて親友が企画し用意した餅つきが始まりました。若手の力持ちにより手際よくつかれた餅が力士たちを一目見ようと集まった人たちに振舞われて、みんな大喜びです。

ホテル2階の大宴会場をメインに、1階のロビー広場まで使って行われた懇親会では、武蔵川親方(第57代横綱・三重ノ海)を始め、九州場所優勝の横綱・武蔵丸、大関・出島、関脇・武双山、小結・雅山、それに和歌乃山などが顔を揃えました。宴が始まる前の時間を利用して入浴した大浴場では、大関・出島が付き人二人に色白の大きな身体を洗ってもらっていたのを見たり、宴の最中には椅子に座った武蔵丸の前で写真を撮ったりしました。間近で見た横綱は胴回りが私の5倍位、西郷どん(西郷隆盛)によく似た黒めの顔は3倍位の大きさで、見上げる高さです。

宴の途中、席をはずして1階のちゃんこ鍋コーナーを覗いた時、ちょうどちゃんこ当番の若手力士が雅山に味見をお願いしている処でした。タイミングがよかったので、雅山に写真写りをお願いし、気軽く一緒に収まってもらった次第です。近くで見る関取は、色白でハンサムでした。

それから14年余り経ち、雅山は今場所幕尻で負け越し、来場所は十両陥落が濃厚と言われていますが、本人は「気持ちは切らしていない」と答えている事が伝えられています。

これからの雅山関の活躍を期待せずにはいられません。

1359080356_NONALNUM-A5B3A5D4A1BCA1C1696D67303036雅山関と一緒に(於 ホテル桜)

1359080356_img007横綱・武蔵丸等による鏡割り(於 ホテル桜)