山本美術館 > ブログ > ななつ星

ななつ星

2014-05-03

今話題の九州七県を一周する豪華寝台列車のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」。

先週発売のある週刊誌のトップページグラビアで、「走る美術館」というタイトルで5ページにわたって紹介されているのを目にして、早速この列車の誕生秘話について書かれた本『「ななつ星」物語 めぐり逢う旅と「豪華列車」誕生の秘話』を取り寄せ読んでみました。

JR九州社長の企画で始まったこの列車の機関車と客車七両(客室は全14室)の総製作費は30億円。全てにおいて最上の質を追求し、今までの列車作りと違うデザインで、日本各地の伝統的な工芸品を使い、これらに日本伝統のものづくりの技術を詰め込んだ超一流の仕上がりで、さながら「走る美術館」とも言われているとの紹介。また車(列車)だけでなく、車内で提供される贅を尽くした料理やクルーの高度なおもてなしに、特に3泊4日九州一周コースの一人70万円からという最上級デラックススィートは200倍近くの抽選倍率で何か月も先まで予約で埋まっているとか。

一度は乗ってみたいと思うけど、おそらく一生乗れないだろうから、今度何処かで七つ星が走っている姿を見かけたときは、せめて一生懸命手を振って、敬意を表そうと思っています。

1399086887_img001『「ななつ星」物語 めぐり逢う旅と「豪華列車」誕生の秘話』

(一志治夫著 小学館)