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芝生刈り

2007-08-06

父が、土・日の二日間かけて美術館周りの庭の芝生を刈り込みました。早朝から日暮れまで、灼熱の炎天下の中これ以上はないくらいに汗を流しながら、休憩時には食塩を舐めては水とビールを美味そうに飲みながらの作業でした。

初日の土曜日は、芝生の伸びと厚さに永年使用した電気芝刈り機のエンジンが故障して使えなくなるアクシデントがありましたが、二日目、同様の新しい芝刈り機を調達しての刈り込み作業は、側で見ていてもなかなか軽やかなものでした。芝生刈りは、機械で刈れない植木の根元や句碑の下、庭の端々の部分などを手で刈るのに結構時間がかかり苦労するところのようでした。

父は、以前家族で住んでいた千々石町の自宅の庭は、繋りの道路が狭くて庭まで作業用機械が入らなかったので、休日等を利用してかなりの広さのものをほとんど自力で作り上げました。

まず、最初に私達姉妹のために砂場を作ってくれました。ブロック何個かづつを四角に並べ、その中に千々石海水浴場から砂を何袋か自家用車で運び込んできて完成です。私達姉妹3人はよくそこで遊んでいましたが、しばらくすると近所の猫が寄ってきては砂の中に排泄するようになり、とうとう砂場を取り壊してしまった記憶があります。

その後、父は植木一本いっぽんの穴掘りから植え込み、そして鍬を使っての芝張りのための地ならしや芝生張り、それから、木々の成長に伴う剪定や消毒等維持管理までセミプロ的に行い、この地に引っ越してからも趣味の一つとは言いながら良く続けております。

作業を終えた夜、月明かりの下で刈り込んだ芝生を眺めながら飲むビールの味は格別みたいです。