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野スズメの巣と卵

2014-06-28

此処に住むようになった時、千々石町の畑から今の自宅裏に移植した花芝の木に野スズメが巣を作り、現在、卵を温めています。

先日から、この低木の近くを歩いたり近くの植木を剪定しようとして近づいたりすると、一羽の野スズメがびっくりしたように飛び立っていました。今朝も、木の側を何気なく通りかかると低空で飛び出しました。ハッと思い飛び出た後を覗くと、繁った葉の中に藁で丸く作った巣とその中に卵が4個あるのを発見しました。美術館の側には雑木林があり、その中に作れば人にも気づかれないで済むだろうに、と思いながらも、何か気持ちがほんわりとしてくるのを感じました。反対に、林の中では卵を他の野鳥たちに盗られたり、ヘビなどに襲われたりするからだろうなと考えました。

かれこれ30年近く前のことですがお盆前の時期、千々石町の自宅庭先の松の木にも鳩鳥が一回巣を作り、卵(3個)を温めていたことがあります。我流で松の芽摘み作業をしている時に気づき、巣の付近はなるべく触らないようにして、全体の芽摘みが終わり枝に残った葉を振り落とそうとして幹を揺さぶったら、勢い余って卵も一つ飛び出して地面に落ち割れてしまいました。「しまった、卵があるのを忘れていた」と残念に思い、残りの2つは何とか無事に孵るようにと願っていましたが、屋敷と田んぼが近かったので、しばらくしてこれらはヘビにやられてしまいました。

今回は、家人にも教えて雛が無事孵ることを願っていますが・・・。

 

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 花芝の木  中央に卵が2個見える