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野スズメの巣立ち

2014-07-14

野スズメの雛のことを孫たちに教えていたら、先日夕方に雨降る中を父親に連れられて見に来ました。

左手で傘を差しながら、それに孫息子を抱いて巣に近づきますが、芝の葉に巣が覆われていて雛たちがよく見えません。親鳥の姿は今日もありません。孫によく見えるようにと、空いている右手を伸ばして葉を除けようとしたら、三羽の雛たちは突然の侵入者(?) に驚いて巣の中から雨の中に飛び出してしまいました。 雛たちは身を守り飛び上がろうと羽を上下に一生懸命に動かしますが初めてのことで上手く出来ず、チッチッと声を上げながら濡れた地面を右往左往歩き逃げ回っています。雛たちを巣に戻さなくてはと思い、孫を下して一羽の雛を追いかけ捕まえ巣に戻しますが、別の雛を追いかけている内に戻した雛が巣から飛び出してしまい、結局、イタチごっこになりました。そうした中、雨の中に二羽の雛は巣の近くの植木や隣地との境界線のアルミパネルの上に止まり、残りの一羽は何処に行ったのか姿が見えず、結果的に巣立った形となってしまいました。

雛たちを雨降る中に飛び出させてしまったことは少し気になりましたが、孫息子に田舎なればこその鳥の巣作りと雛を掴むという体験をさせることができ、嬉しく思いました。