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小﨑 侃「青春のデッサン」

2014-11-09

小﨑 侃先生は東京の美術学校に在学中の3年間、一日一通、長崎の両親宛てにデッサンハガキを送り続け、その数は1,000通ほどになりました。

今でいう絵手紙とは違い、あくまでもスケッチを主とした表現にこだわって描いたそうです。この絵葉書は「青春のデッサン」と名付けられ、2009年に長崎新聞の文化欄に一年間連載され、連載後には長崎新聞社文化ホールで展覧会も催され、その後、当館でも展示紹介いたしました。

先月末、この「青春のデッサン」が一冊の本となり出版されました。侃先生からはサイン入りでいただき、早速目を通しているところです。あとがきには山本美術館の句碑「海よ 海よ ふるさとの海の青さよ」のことも紹介してあり、感謝しております。

皆さんも、よろしければ手に取りじっくりご覧いただきたいと思います。(N)

 

img238z小﨑 侃「青春のデッサン」(発行:長崎文献社)