山本美術館 > ブログ > 高倉 健さんの訃報

高倉 健さんの訃報

2014-11-21

私が青春時代からの憧れだった日本映画界の大スター・高倉 健が逝き、その訃報は日本全国はもとより世界中を駆け巡り、関係者のたくさんの追悼が寄せられています。

私の部屋にある机のデスクマットの下には、ビデオのソフトが出始めた頃の多分30数年前の雑誌の特集ページを切り取った「健サン映画の名セリフハイライト集、健サン映画のポスター・スチール集」の2ページが挟み込まれています。

名セリフは、主に東映の任侠映画「日本侠客伝」「網走番外地」「昭和残侠伝」の各シリーズのもので、ポスター・スチールは、「日本侠客伝」「網走番外地」「昭和残侠伝」「新網走番外地」「ゴルゴ13」「山口組三代目」「現代任侠史」などが掲載してあります。

この特集ページは、私が現役時代に職場の机に挟み込んでいたもので、お昼の休み時間や不愉快な思いをした時などに眺めては、映画の場面を思い出しながら、「男なら、こういうセリフを言えるようにならないと」と、気分転換の一つのツールでした。今ではずいぶんと色褪せて焼けてもいます。

健さんの映画を最初に観たのは小学生の頃の「森と湖のまつり」でした。その後、中学高校生時代の中村錦之助主演「宮本武蔵(5部作)」での長身の佐々木小次郎役や、ギャング映画での三枚目半的な役柄などが印象にありました。そして、その後に出演した「飛車角」を始めとした任侠映画の数々で熱烈な健さんファンの一人となり、とりわけ「日本残侠伝」の花田秀次郎役にはしびれるほど酔いました。更に、東映を退社した後に撮った「君よ憤怒の河を渉れ」「八甲田山」「幸福の黄色いハンカチ」などの映画で、ますます健さんのとりこになりました。

健さんは映画の中では一貫して、「男ならこう在りたい」、「男はこのように生きたい」という役柄を演じて、スクリーンを通して男の在り様、生き様を強くつよく共感させられました。

今までに集めた健さん映画のDVDは80本あまり、本関係が「あなたに褒められたくて」「南極ペンギン」「旅の途中で」「想」など8冊になりました。悲しいことに、健さんの冥途への旅立ちとともに、私の青春もいよいよ大きな区切りの幕を下ろしたようです。

高倉 健さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 

健さん特集ページ

健さんの特集ページ