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トラック野郎

2015-03-15

昨夜は遅くから、菅原文太主演の映画「トラック野郎」のDVD「望郷一番星」と「一番星北へ帰る」を鑑賞しました。

望郷一番星はシリーズ3作目で北海道が舞台、一番星北へ帰るはシリーズ8作目で北国東北が舞台となっています。

久しぶりの観直しになりますが、望郷一番星の冒頭では、愛川欽也扮する子たくさんの「やもめのジョナサン」の9人の子供たちを、主人公の桃次郎が“もう一つの故郷”というトルコ風呂へ成り行きで連れて行って遊ばせているハチャメチャと思われる場面があったり、また涙が出るほど笑わせる下ネタのシーンが続いたりして、大いに楽しみました。

「一番星北へ帰る」からは、私が中学時代に熱中した小林旭主演の日活映画の渡り鳥シリーズ「渡り鳥北へ帰る」を想像し、とても、響きの良いタイトル名です。この映画では桃次郎の故郷が、ダムの中に水没してしまった岩手県紫波郡蟹澤村であるシーンがあります。また、30何年前かの岩手県の花巻や盛岡、福島の小名浜港や常盤ハワイアンセンターなどでロケが行われていて、4年前の東北大震災での被害とその後の復興状況など改めて認識させられました。

ギンギラギンの満艦飾トラックの一番星号が、日本列島を爆走して織り成す涙と笑い、義理と人情、それに下ネタと色気が詰まった娯楽映画は、今なお新鮮です。

 

「トラック野郎 一番星北へ帰る」ポスター

「トラック野郎 一番星北へ帰る」ポスター