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GWも終わり・・・。

2015-05-07

GWの後半は行楽日和に恵まれ、当美術館にも遠くは東京からを始めたくさんの皆様にご来館頂きありがとうございました。

私は仕事の合間をぬって、母と一緒にハーブを植えたり、バラの手入れをしたり、花の植え替えをしたりしました。お蔭で、今の庭先にはバラや牡丹が開花して華やかになっています。

またGW期間の終りに、妹家族が一泊どまりで遊びに来ました。4才半になる甥は私の顔を見るなり開口一番、「車に網を積んできたから海にお魚を釣りにいってお魚をとってくるね、料理して夕ご飯に食べよう」と言います。

庭先でシャボン玉を飛ばしたり、走ったりして一頻り遊んだ後、網で簡単にお魚が捕れると思っている甥からのリクエストに応え、両親と義弟は私の故郷の千々石海水浴場海岸へ出かけました。2歳半になる姪は海岸は初めての経験で、砂地を歩いてサンダルに入る砂を嫌がりながらも、手を引かれて元気に歩き、そして波打ち際にお兄ちゃんたちと一緒に立ち、打ち寄せる波に向かっておぼつかない手でタブを挿し出します。甥は寄せ来る波に声を上げながら、何回もタブをすくい上げますが、魚は入るはずもなく、入るのはごみばかりだったそうです。

私たちの子ども時代は遠浅で白砂青松の美しい海岸でしたが、現在では砂が減り、かつて砂場だったところにも大小の丸い石が散らばる海岸になっていて残念だったとのことで、これも地球温暖化の影響でしょうか。魚捕りを諦めきれない甥をなだめて車に乗せ帰路についたそうですが、車内でも甥は「帰らない、違う場所でお魚を釣る~!」と言い張り続けたとのことでした。その後、皆でスーパーに立ち寄り、母が夕飯のお刺身を買おうとすると、そこでも甥は「嫌だ、買わない。お魚を釣る~!」とまだまだ愚図ったそうです。困った母は、父の同級生が経営している生け簀割烹店で、魚をすくわせてもらって買って帰ろうかと考えたそうですが、タイミングよくスーパー前の特設テントに金魚すくいコーナーが出店してあり、早速、甥は父親と一緒になって金魚すくいに挑戦して、6匹すくえて満足し、ようやく機嫌が直ったとのことです。

小さな子どもの感性は、私たち大人が考えるよりはるかに純粋です。今回は、私は美術館にかかりっきりで甥姪とはほとんど遊ぶことはできませんでしたが、成長を感じる一コマでした。(N)

 

 

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 アンネのバラ  牡丹