山本美術館 > ブログ > 花菖蒲の一種活け

花菖蒲の一種活け

2015-05-09

私が習っている池坊華道では、花菖蒲の一種活けは古来より伝わる独自の活け方があり、先生が年に一度はおさらいをした方がよいからと必ずこの時期の花材に選ばれ、お稽古に登場します。

用意されている花は真に使う3本のみですが、葉は大量に準備されています。と言うのも、葉の裏表と爪の向き、平たく重なり合う葉組を役枝の数だけ揃えるにはたくさんの葉が必要となるからです。丁寧に葉組を考えていくのは楽しく、何度も稽古している一種活けですが、キリッと引き締まって満足する仕上がりに出来上がった時には、我ながら感激しています。

お稽古の当日は蕾だった菖蒲も今日は満開になり、見頃となりました。(N)

 

 

IMG_6961z