山本美術館 > ブログ > 雲仙ビードロ美術館へ

雲仙ビードロ美術館へ

2015-07-21

先日、小浜町雲仙で開かれた「島原半島博物館めぐり」の会議終了後、雲仙ビードロ美術館の生駒副館長からお誘いを受けて、会議出席者の方々と美術館で開催中の「中国明・清朝古墨展」を鑑賞しました。

島原市の松岡伯菁氏が所蔵していた古墨を寄贈して頂いての展覧会開催とのことで、漢・明時代の古い墨が30点余り展示されていました。長さ40cmほどの大きなものや金彩で竹や文字が描かれたもの、カラスミ型の「唐墨」もあり、長崎の珍味でもあるカラスミの名は唐墨に由来していることが分かりました。墨として使用する目的ではなく、鑑賞用に作られた芸術作品としての墨が400年の時を経て雲仙でお披露目されていました。

残念ながら、この展覧会は終了してしまいましたが、次回は押し花作品の展示を予定されているとのことです。どうぞ、雲仙へお越しの際には足をお運びください。(N)

 

 KIMG0957  KIMG0951
 古墨の数々  龍の描かれた唐墨