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相国寺 承天閣美術館「岩澤重夫展」

2015-11-27

京都市内で最初に訪れたのは、相国寺内にある承天閣美術館です。

相国寺は室町幕府第三代将軍足利義満によって創建された臨済宗相国寺派の大本山で、600年余の歴史の中で中近世の絵画・茶道具などの美術品を中心に多くの文化財が伝来していて、その作品を展示するため創建600年を節目に承天閣美術館が建設されたとのことです。現在は国宝5点、重要文化財144点を含む美術品が所蔵してあり、夢窓疎石墨蹟や伊藤若冲の水墨画なども常設展示されていました。

特別展の「岩澤重夫展 -日本の心を風景に描く-」は、鹿苑寺(金閣寺)客殿に障壁画63面を奉納した岩澤重夫(1927-2009年)の風景画を中心とした40点が展示してあり、金閣寺に奉納した障壁画の内の紅白梅の美しい作品など9点や、岩澤重夫の故郷である大分県日田の長閑な風景作品が並んでいました。

また、館内の入口ではお香が焚いてあり、私好みのいい香りだったのでお土産に購入して、次の目的地「京都御所」へ向かいました。(N)

 

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 相国寺境内  承天閣美術館入口