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陶芸家・則松金藏氏の作品展示の始まり

2020-01-20

陶芸家・則松金藏氏の作品展示の始まり  2020年1月20日

このたび、当館では平成の魯山人と呼ばれ、日本を代表する世界的な陶芸家の則松金藏先生とご縁を得て、先生が「美濃」で学び、古里の飯塚・龍王山麓で新たに築かれた伝統的「半地下式穴窯」で、ひたすら土と炎を友として制作に励まれた作品を展示することになりました。

則松先生が桃山時代の陶芸を再現し、丹精込めて創られた芸術作品の数々をご覧ください。

 

則松金藏先生の略歴

1946年 福岡県に生まれる。

17歳で焼き物に絵を描くために美濃にわたる。志野・織部・黄瀬戸などに接し20歳時陶芸家への道を決め、研究に着手。その後、九州西南学院大学で世界各国からの交換留学生に対し陶芸講師を務めるなど貢献。

1976年 アメリカ合衆国領事カール・スペンス・リチャードソン氏や、1977年作曲家で随筆家の団伊玖磨氏に作品を納める。

1978年 三笠宮崇仁親王殿下ご夫妻の来訪に際し、志野茶碗を献上。

1982年 飯塚市龍王山で「大日窯」を開く。

1984年 鎮西女子学園創立60周年に建設された「昭曜館」ロビーに大陶壁画「歓び」を制作。

1987年 国際芸術交流の場「遼雲」を設立。

1988年 世界美術名鑑に最年少で「巨匠人気作家」に選ばれる。

1995年 高松宮妃殿下直筆の志野茶碗を制作。

1997年 RKB毎日放送で「北大路魯山人を思う陶芸家則松金藏の世界」が放映され、魯山人の概念を表現できる金藏として認知される。

2000年 2000年度優秀作家賞受賞。2001年日伊文化親善金華褒賞受賞。

2002年 フランスのヴェルサイユ宮殿の原点となったヴォールヴィコント城で大茶陶会を開催。

2008年 アメリカのNYで、世界的有名俳優・映画監督のロバート・デニーロ氏に作品を納めるなどして世界に認知される。

2010年 中華人民共和国兵馬俑博物館館長・吴永琪氏の来訪に際し、志野茶碗を納める。

2011年 アメリカのNYジャパンソサエティーで、マイケル・ロマーノ氏の料理と則松金藏の器でおもてなしを開催。

2012年 高野山開創1200年記念に、総本山金剛峯寺に瀬戸黒茶碗を納める。

現在、作陶の傍ら、世界に日本の文化芸術を伝える活動に従事。